スケッチに携帯しやすいおすすめ道具|初心者はこれだけで大丈夫!

蓮実豪
こんにちは。私は蓮実豪。画家として活動している。

 

この記事に辿り着いたということは、

「スケッチをこれから始めてみたい!けど、そもそも何を持っていけばいいの?」

「そもそもどんな道具がスケッチに向いているかわからない、、、」

と考えているのではないだろうか?

 

結論から言うと、野外スケッチ初心者なら

ボールペン(0.38)とB5スケッチブック

があれば十分だ。

色をつけたい場合はここに

水筆と水彩絵具

を加えると良い。

迷った場合は、まずボールペンとB5スケッチブックだけ持って、

10〜20分の短いスケッチから始めることをおすすめする。

 

この記事では、私自身の経験をもとに、

野外スケッチに適した画材作例とともに紹介していく。

自分に合った道具選びの参考になれば幸いである。

 

ざっくり表で解説するとこんな感じだ⇩

持ち物比較

ボールペンスケッチ ボールペン(0.38)、スケッチブック(B5)
鉛筆スケッチ 鉛筆(3B・F・2H)、スケッチブック(B5)、練り消し、鉛筆削り、(ポケットティッシュ)
チャコペンスケッチ チャコペン、コンテ、スケッチブック(A4)、ポケットティッシュ
万年筆スケッチ 万年筆、スケッチブック(B5)
ペン+水彩スケッチ 油性ボールペン、水彩絵具、水筆、スケッチブック

必要な人は上記に

タオル、ウェットティッシュ、バッグ、クリップ、(場所によって折りたたみの椅子)、飲み物

を加えると良い

特徴まとめ

画材 メリット デメリット その他特徴
ボールペン 安価・手軽 消せない とにかく身軽
鉛筆 安価・馴染みがある 時間がかかることがある 明暗までつけられる
チャコペン 初心者でも味が出る 手が汚れやすい ダイナミックな絵になる
万年筆 おしゃれ やや値が張る 刺さる人には深く刺さる
ペン+水彩 色を載せられる 道具が多い 作品感が強い

スケッチ初心者が携帯する第一におすすめしたい画材

ここでは

私が最もおすすめするスケッチ画材を紹介したい。

初心者は、まずこの画材から始めたら良いという画材だ。

この章の後に、その他の画材を紹介するので、

もっと違ったテイストを描いてみたい際には

そちらの画材を使ってみると良い

まずはこの画材!

まず初めに

私が初心者に最もおすすめな画材を紹介しておきたい。

それは、ボールペンである。

ボールペンのおすすめポイントは

・安価であること

・持ち運ぶ道具が少ないこと

である。

スケッチを始める段階で、

新しい画材をいくつも買う必要はない

まずは手元にあるボールペンで十分である。

また、ボールペンは軽く、携帯性にも優れている

実際に描いてみることで、自分がどのような表現をしたいのかが見えてくる。

その段階で次の画材を選べば良いだろう。

 

ただ、初心者がボールペンに対して、

気になる点として

「消せないので、難しいのではないか?」

ということが考えられる。

しかし、私は

むしろその点こそが初心者向きだと考えている

初心者は上手く描けず何度も修正をしてしまい、

不必要に時間をかけすぎてしまう。

スケッチは、家とは違い

紙が安定していないし、気候や風などの阻害条件もある。

その中では、120点の絵を目指すよりも

70点の絵をささっと描く技術の方が重要となってくる。

 

つまり、ペンは修正ができないため、

初心者が時間をかけ過ぎてしまうことを防いでくれるのだ。

 

また、ペン画は誤魔化しが効きにくいため

自分の修正ポイントがわかりやすく成長につながりやすい

 

画材選びに迷っているのなら、まずはペン画を始めてみてはどうだろうか?

ボールペンスケッチの道具2選

ボールペンスケッチの最低限の持ち物はこちら⇩

ボールペン、スケッチブック

この2点だけで十分スケッチを楽しむことができる。

おそらく初心者向けの最小セットであろう。

 

ボールペンは、太すぎると描きにくいと思うので、

0.5でも良いが0.38など、やや細目が良い

 

スケッチブックは特別なものでなくても良い

鉛筆などは擦って、紙の凹凸に黒鉛を刷り込んだりするが

ボールペンはそんなことはないので

紙の凹凸を気にしなくて良い。

サイズは大きすぎても鞄の中で幅をとるのでB5くらいが

大きすぎず、小さすぎず良いだろう。

拘りすぎず、安価なものから始めると良い。

【野外スケッチ】携帯できる道具を比較!「鉛筆編」

まずは一番基本的な画材である鉛筆だ。

なるべく安価に済ませたい!

影や固有色の塗りも大切にしたい!

といった方におすすめの画材だ。

鉛筆の強み
・表現の幅が広い
・安価
・馴染みのある画材

それでは、私が普段の活動に基づいて、鉛筆によるスケッチについて解説していこう。

完成時間の目安は2分〜20分。

鉛筆スケッチの道具一覧

鉛筆スケッチの最低限の持ち物はこちら⇩

鉛筆、スケッチブック、練り消し、鉛筆削り、(できればポケットティッシュ)

鉛筆の硬さは

H系、B系、その中間(HB、F)の3タイプを持っておくと良い。

1本でも良いが、

モチーフの質感などによって向いている硬さがあるので

3本は用意しておいた方が良い。

私のおすすめは3B、F、2Hだ(三菱鉛筆のハイユニ)。

 

例えば、

イカなど白く艶やかな質感にはH系が適していたり、

カバのような黒く重厚な動物にはB系が適している

という感じである。

 

スケッチブックは中目がおすすめである。

コピー紙のような滑らかな紙だと表現の幅が狭まり

荒目だと癖が強く、初めての場合には扱いにくい

そのため、最も扱いやすく、表現の幅も広い中目が良いというわけだ。

サイズは小さすぎても描きにくいため

B5あたりがおすすめである。

 

練り消しは修正だけでなく、濃い部分を薄くする用途にも使える。

スケッチは手軽さが魅力なので、

普通の消しゴムを持ち歩く代わりに練り消しだけでも十分だろう。

 

また、ポケットティッシュは持っておいて損はない

指で擦ればいいじゃないか

と思う方もいるだろうが、ティッシュの方がより暗くすることができる

私の経験上、指では物足りないと思うことが多々あった為、おすすめしておきたい。

 

鉛筆の注意点としては

描き込みすぎて時間がかかりすぎてしまう

ことだ。

スケッチに慣れていない場合はボールペンなど

時間がかからない画材にしておいた方がいいかもしれない。

鉛筆スケッチの作例紹介

デッサン風の鉛筆スケッチ⇩

こちらはアカハタという魚である。

釣った際に、あまりに綺麗だったので描いたものだ。

肉厚の良い魚体だったので、立体感が感じられるようなスケッチを目指した。

魚をずっと置きっぱなしにするわけにはいかないので

よく観察した上で、クーラーボックスの中の魚体をチラ見しながら描いた。

こちらも釣り場で描いたスケッチである。

一番下は黒鯛という魚なのだが、

魚体というツルッとした質感のものを荒いタッチで描いたらどうなるだろう

と思い描いたものである。

質感の代わりに迫力が出たのでお気に入りの1枚である。

 

簡略的な鉛筆スケッチ⇩

こちらは1スケッチ2〜5分でサクッと描いたものである。

気楽に描けるし、1枚にたくさん描くことで

図鑑のような魅力が出るので気に入った描き方だ。

動物園など、描くものがたくさんある際にこのような描き方をすることが多い。

 

鉛筆スケッチの描き方についてはこちら⇩

鉛筆を使用した風景画の描き方[手順・コツ・道具を画家が解説!]

【野外スケッチ】携帯できる道具を比較!「チャコペン編」

チャコペンは、

ダイナミックなスケッチを描きたい!

自信がないから簡単に味のある絵を描きたい!

という方におすすめの画材だ。

チャコペンの強み
・味のある絵が描ける

完成時間の目安は10〜20分。

チャコペンスケッチの道具一覧

チャコペンスケッチの最低限の持ち物はこちら⇩

チャコペン、コンテ、スケッチブック、ポケットティッシュ

チャコペンは鉛筆型の木炭のことで、

コンテはそれをチョークにしたものだ。

 

使い方を簡単に説明しておくと、

チャコペンで形をとって影をハッチングする。

その後、ティッシュで擦って広げ、再度ハッチングしていく感じだ。

コンテは、「1番見せたいところ」や「一番強く光が当たっている箇所」を

縁取るように面で塗ることで、その箇所を目立たせたり、浮き出したりできる。

 

スケッチブックに関してだが、

ダイナミックな画材のため、やや大きめのサイズが良いと思う。

私はA4サイズで中目のものを使用している。

 

注意点が二つある。

・鉛筆のように消しゴムで消せないこと

・手が汚れやすいこと

である。

 

これらの注意点はあるものの、

他の画材では出せないチャコペンならではの味のあるスケッチが描けるためおすすめである。

チャコペンスケッチの作例紹介

こちらはスッポンのスケッチ。

顔を主役に、甲羅や手は省略することで、作品内で抑揚を持たせた。

アイゴという毒針を持った魚のスケッチである。

毒を持った背鰭が魅力的なので背鰭が目立つようにコンテで強調してみた。

こちらは散歩中に見つけた木も描いたものだ。

幹の入り組んでいる箇所だけを描いており、その他は省略した。

複雑なモチーフを主役だけ描いても成り立っているため、参考に良いと判断し紹介した。

【野外スケッチ】携帯できる道具を比較!「万年筆編」

万年筆は、

おしゃれな画材を使いたい!

できるだけ道具は少なくしたい!

という方におすすめの画材だ。

万年筆の強み
・短時間で完成できる

・画材がおしゃれ

完成時間の目安は5〜10分。

万年筆スケッチの道具一覧

万年筆スケッチの最低限の持ち物はこちら⇩

万年筆、スケッチブック

非常に手軽である。

 

スケッチブックは特別なものは必要ない

鉛筆やチャコペンのように擦って広げるわけでもないので凹凸のない紙でも良いのだ。

サイズは持ち運びしやすいB5がおすすめだ。

 

ペンなので、消せないというデメリットはあるものの、

慣れてしまえば手軽でとても便利な画材だ。

 

初心者は特に、このデメリットは気になるかもしれない。

しかし、

この「消せない」ということを

過度に恐れる必要はない。

というのも、

線の揺らぎや迷いまでもが味になる。

だからこそ、完璧な線を引こうと気負う必要はない

むしろ、その場で感じた印象を素直に描くことに向いている画材なのだ。

 

なお、ミリペンも同じように使えるので、

安く済ませたい人はミリペンで問題ない

私はおしゃれで、使っているだけで楽しいので万年筆推しなのである。

万年筆スケッチの作例紹介

こちらはハマフエフキダイ。

海のダンプカーと言われているパワフルな魚だ。

魚は観察に時間をかけられないので、そこが特に難しい。

全体は描かず、胸上のみに集中し描いたスケッチだ。

 

こちらはシロサギという鳥である。

こちらは動くのが難しいところだが、ポーズをパッと記憶し描いた。

【野外スケッチ】携帯できる道具を比較!「ペン+水彩編」

「ペン+水彩」は、

「色をつけたい!」

という方におすすめの画材だ。

ペン+水彩の強み
・色が塗れる

・より作品感が出る

完成時間の目安は20〜30分。

ペン+水彩スケッチの道具一覧

ペン+水彩スケッチの最低限の持ち物はこちら⇩

油性ボールペン、水彩絵具、水筆、スケッチブック

水彩なのでペンは油性のものを使うことで

滲むことなく綺麗に塗ることができる。

 

重たい水を持ち運ぶのは大変なため、

水を入れられる筆ペン(水筆)を持っていくと手軽になる。

 

紙は画用紙のような厚い紙であれば問題ない

水彩紙が理想だが、スケッチは手軽にできるのが良いところなので

わざわざ高価なものを使う必要がないと個人的には考えている。

 

水彩だけでいいのでは?ペンが必要なのか?

と考える人もいるかもしれない。

もちろん、水彩だけでも良いのだが、

スケッチのような小さい画面に水彩のみは難しく、時間もかかる

そのため、ペンを使用した方がサクッと描けるので、

個人的にはおすすめしている。

 

また、絵具はチューブよりも【固形(パン)タイプ】がおすすめである。

荷物がコンパクトになり、フタを開ければそのままパレットとなる。

さらにパレットは洗う手間のいらない【紙パレット】を使えば、

現地で一枚めくって捨てるだけ。

野外では『洗い場がない』前提で道具を選ぶのがコツとなる。

ペン+水彩スケッチの作例紹介

私自身、今は水彩は扱っていないので

だいぶ前のスケッチになるが参考に載せておこうと思う。

こちらはサザエの殻のスケッチである。

水彩は柔らかいタッチになりがちの中、

サザエのゴツゴツとした質感をどう出すかに苦戦した記憶がある。

こちらはシーバスと言われる魚である。

今見てみると、奥の海の色をもっと薄めて奥行きを出したほうが良かったと思う。

こういった反省点が多く見つけられるところも

スケッチの良いところである。

スケッチ道具を携帯してスケッチに行こう!

最後に野外スケッチをする際の追加のアドバイスをしていこうと思う。

家で描くのとは違う野外スケッチならではの難しさや、

人前で描くプレッシャーなどもあるだろう。

少しでも野外スケッチに入りやすくするために

私の経験をもとに話していこうと思う

野外スケッチで便利な小物

私がここまでの経験で、

スケッチに持っていくと便利だと感じた小物を紹介しておきたい。

それは

タオル、ウェットティッシュ、バッグ、クリップ、飲み物、(場所によって折りたたみの椅子)

である。

 

夏は特にタオルは必須だ。

汗で紙が濡れてしまっては描きにくくなってしまうので、

特に男性はタオルを持ち運ぶ習慣が少ないと思うので意識してほしい。

私はタオル派だが、スッキリしたい方はウェットティッシュもアリだろう。

*使ったティッシュなどのゴミはきちんと持って帰ろう。

 

また、野外は風で紙が動くことも少なくないため

クリップも持っていくと助かる場面が増えるだろう。

人目が気になる人は

人目が気になる人は

人が滅多に来ないところで描こう。

絵を描くのは集中力がいるが、

初めての野外スケッチで人目に触れると気になって集中できないだろう。

まずは野外であっても自分一人でスケッチを楽しむために

人が滅多に来ないような場所で描くことをおすすめする。

 

私が初めてスケッチしたのは離島だった。

釣りをするため、個人的にはお馴染みの場所だったので離島を選んだのだが、

結果的にこれが正解だったと感じた。

というのも、スケッチは家と違って、

スケッチブックが固定されていないし、風や日差しなどもある

それにより、自分が思うように描くことができず、

誰も居なくてよかったと感じたことを覚えている。

(ペン+水彩スケッチの作例は当時この島で描いたものだ。)

 

自分一人の為、野外スケッチに集中できたし、

この島でスケッチに慣れることで、

徐々に人がいるところでも描けるようになっていった。

第一回目のスケッチには離島のような人の来ないところをおすすめする。

スケッチ以外の楽しみも見つける

これは、スケッチをしにいってるのに不自然ではないか?

と思うかもしれない。

もちろん、とにかく絵を描きまくりたい!

という気分の際はスケッチに没頭していいと思う。

しかし、少し慣れてきた頃に、

強迫観念のように、描かなければならない

という気持ちになることがある。

そうなると、絵が作業になってしまうため、

気を抜くためにもその他の小さな楽しみを見つけておくと良いだろう。

バードウォッチング、お菓子を持っていく、寺めぐり

なんでも良い。

スケッチ以外の楽しみを持つことで、これからスケッチを趣味にしやすくなると思う。

よくある質問(FAQ)

Q. スケッチ初心者は何から揃えればいい?

まずはボールペンとB5サイズ程度のスケッチブックがあれば十分である。

道具を揃えることに時間をかけるより、

まずは実際に描いてみよう。

Q. スケッチブックのサイズはどれがおすすめ?

初心者にはB5サイズがおすすめである。

大きすぎると持ち運びにくく、小さすぎると描きにくいため、

携帯性と描きやすさのバランスが良いサイズである。

Q. スケッチ初心者は鉛筆とボールペンのどちらがおすすめ?

私個人としてはボールペンがおすすめ

修正できないため描くスピードが上がり、短時間でたくさん描く練習につながる。

一方、明暗表現をしっかり練習したい人には鉛筆もおすすめだ。

Q. 野外スケッチはどこで描けば良い?

初めての場合は、人通りの少ない公園や自然の多い場所がおすすめ

人目を気にせず、落ち着いてスケッチに集中できる。

Q. 野外スケッチはどれくらいの時間描けば良い?

初心者の場合は10〜20分程度の短いスケッチから始めるのがおすすめ

慣れてきたら少しずつ時間を伸ばしていくと良い。

Q. スケッチが上手く描けない。どうしたら良い?

最初から上手く描ける人はほとんどいない。

まずは完成度よりも枚数を重視し、短時間でたくさん描くことを意識しよう。

Q. 野外スケッチでは何を描けば良い?

最初は木、花、建物、身近な風景など、動かないものがおすすめ。

慣れてきたら動物や人など、動くモチーフにも挑戦してみると良い。

 

風景スケッチの記事もあるので、実践的な描き方の参考にどうぞ⇩

初心者必見!即実践できる風景画のスケッチの描き方 [画家が実演!]

まとめ

野外スケッチ初心者なら、まずはボールペン(0.38)とB5スケッチブックだけで十分。

画材ごとの特徴を簡単にまとめると以下の通り。

画材 おすすめな人
ボールペン とにかく手軽に始めたい人
鉛筆 明暗や質感まで描きたい人
チャコペン 味のある絵を描きたい人
万年筆 おしゃれなスケッチを楽しみたい人
ペン+水彩 色を付けて作品感を出したい人

また、野外スケッチではクリップやタオル、飲み物などの小物も役立つ。

最初から完璧な道具を揃える必要はない。

まずは身近な場所で1枚描いてみて、自分に合った画材を見つけてみて欲しい。

こんな記事も書いて欲しいということがあればコメントしてください。

ありがとうございました!

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